ローカルプロジェクト

2023年10月25日

大人から子どもまで楽しめる！イベント「ミライの種 (富山県上市町)」は大成功でした！

2023年8月に富山県上市町で「ミライの種～つながる場上市フェス2023～」イベントが開催されました！

スタッフとして参加して感じたことは、主に5つです。

・全力で楽しむ子ども達
・子どもと大人の関係
・地域のつながりと文化
・イベントを盛り上げる出店者と運営者
・豊かな自然

なかでも特に実感したのは、親子で楽しめることを中心に考えて企画されているイベントだということです。
子どもだけではなく、親子で楽しむことが全ての中心にあって、それをサポートするために出店者や運営者、上市町の関係者が全力で協力しています。

これは運営者が子どもを持つママが多いこと、上市町が子どもを特に大切にしていることが根底にあるからだと感じました。「ミライの種」というイベント名からも伝わってきますよね。

事実、イベントに参加している子ども達はみんなめちゃくちゃ笑顔で、楽しそうに遊んでいました。

写真の方がよく伝わるので、ここからは実際のイベントの様子を写真多めで紹介していきます！

ミライの種とは

2022年から始まったイベントで2023年で2回目の開催。会場は上市町東種にある現在休校中の白萩南部小学校。来場していただいた方に上市町で仕事・活動をしている多くの地域団体・企業の人々との関わりを通して地域の魅力を感じてもらうことが目的。

上市町の企業・団体が企画したブースで貴重な体験ができたり、上市町の魅力を感じることができる地域の特産物販売店や飲食物販売店が出店しています。小さなお子様が楽しめる企画はもちろん、友人グループでの参加も十分に楽しむことができ、上市町をより深く知ることができるイベントです。

・ミライの種2023公式サイト
・ミライの種2022公式サイト
・ミライの種2022レポート

全力で楽しむ子ども達

子ども達が大喜びだった上市町のゆるキャラ「つるぎくん」「カモシカの三太くん」とのからだじゃんけん。

上市町の名所などをからだ全体で表現し、息を合わせて同じポーズを取った子が優勝。
めいっぱい全身でじゃんけんをしている子ども達を見ているだけで、元気がもらえました。

『こどもたちのプレイパーク』で人気だった、スラックライン。
最初は全然できなかった子が短時間の練習で、全て渡りきるほど上手になっていました。

子どもの成長スピードはすごい！

竹とんぼ作りに夢中の子ども達。

自分で作った竹とんぼだから愛着が湧きますね。何回も何回も飛ばして遊んでいました。

トランポリン。
楽しそうに、全力で飛び跳ねていました。

VRで上市町の観光名所である、日石寺と「おおかみこどもの雨と雪」のモチーフとなった家を疑似体験。
新しい体験に自然と笑みがこぼれていました。

▷株式会社アルティネット

風船プール。
蹴飛ばしたり、割ったり、投げたり、大騒ぎで遊んでいました。

自分で作った木のパチンコで遊ぶ子ども達。
的を狙う目は真剣そのものでした。

▷ tocotoco (トコトコ)

27日には、体育館で段ボール屋台の「夏祭り」が登場。
かき氷やたこ焼き屋などいろんな出店で子どもたちが思い思いに創作して楽しんでいました。

▷ asobi基地

SDGsフリーマーケット。
気に入った商品を見つけると、手で触ってじっくり見定めていました。

こどもがオーナーとなるこどもSDGsフリーマーケットも開催。子ども達が支払いや梱包などとても楽しそうに店長をしていました。

ママさんが関わっているからこそできる企画だなぁと実感。

沢山遊びながらもしっかり休憩。
ジュースで顔を隠している姿がとても可愛かったです。

写真からも伝わるとおり、ミライの種イベントに来ている子ども達は本当に楽しそうに全力で楽しんでいました。

子どもと大人の関係

私が客観的にイベントを見ていてすごくいいなぁと思ったのは、子どもだけでなく大人もです。

▷ JVS株式会社 (ドローン体験)

子どもが楽しそうに遊んでいるそばには、必ずその姿を見守っている大人がいます。

親だけでなくスタッフや参加者の大人など、すべての大人が常にまわりの子どもが安全に楽
しく遊べるように見守っています。

子どもを見守っている大人の顔は、優しさに満ちています。

子ども達への愛情に満ちています。

イベント会場は、人の温かさであふれているように感じました。

子どもの力ってすごいですよね。
どんな大人も笑顔に変えてしまいます。

このイベント会場の空気の中にいたら、どんな大人もあたたかい気持ちになれる気がしました。

上市町は子育てにもやさしく、出産・子育て支援の施策も充実しています。

上市町出産・育児支援サイト

地域のつながりと文化

ミライの種は、上市町の地域とのつながりや文化も大切に考えているイベントです。

種地区の魅力を存分に感じられる森林探索ツアー「種tocotocoウォーク」がすごく分かりやすい例です。

▷ tocotoco (トコトコ)

地元ガイドさんの案内付きで会場周辺をみんなで散歩するのですが、これが結構楽しい。

普段一人では絶対に気づかないような植物について知ったり、カナヘビなどのあまり見かけない生物を見つけたり、ガイドさんと歩くからこその発見があります。

種地区の家は、このように屋根周りに木の棒が。
屋根を支えているわけではなく、雪が降ったときに建物に雪がこないようにトタンを貼るためのものなんだとか。

このような習慣を初めて知ったのも、ガイドさんが教えてくれたからでした。

そして自分だけでは絶対に知らないような、景色がキレイなスポットを知ることができます。

ガイドさんがいるから入れる、伝統的な家の見学もできました。

この家の床下に石臼があり、ここで餅つきをしていたという話も聞くことができました。

今は車庫などがあるから想像しにくいですが、雪や雨の多い地域ならではの工夫なのかもしれませんね。当時の生活を知ることで多くの気づきをもらえます。

山菜の料理教室で「よしな」の昆布締めを作る企画もありました。

「よしな」とは一般的には「ウワバミソウ」・「ミズナ」と呼ばれる山菜のことです。春から夏にかけて上市町で採れます。

この料理教室のために、朝早くに収穫された採れ立ての「よしな」を使って、種地区のお母さん達に朝早くから仕込みなどご協力いただき、丁寧に作りかたを教えてもらいました。
ただの料理ではなく、上市町の種地区で作られている実際の料理を体験できたのもよい経験でした。
親子での参加者も多く、「よしな」の山菜を初めて触れて味わう貴重な体験となりました。

上市町では、例年5月頃に「つるぎ山菜まつり」が開催されています。周囲で採れた山菜の料理やクマ鍋、イワナの塩焼きなど山の幸を堪能できます。